初めて導入をお考えの方へ

「クリーン環境」ってよく分からないんだけど…

新規導入のお問い合わせで多いのが、「取引先からの指示で、クリーン環境を入れることになった」というものです。また「以前から興味があったので、実験的にクリーン環境を試してみたい」というご要望もよく伺います。
いずれにしても、まず伺うのは「よく分からないんだけど、何をすればいいの?」という疑問です。

そもそもクリーン環境・特殊空調というもの自体が特殊なニーズに向けた製品であり、目にする機会もほとんど無いため、よく分からないというのは至って自然なことかと存じます。
クリーン環境の導入(クリーン化)には、お客様の抱えている課題(解決したいこと)、場所の広さ・作業人数といった環境要因、予算や納期などの条件を付き合わせ、ベストな施策を検討する必要があります。

ここでは、お客様が安心・納得してクリーン環境を導入して頂くための検討ポイントや参考のための基礎知識、そして導入までの流れをご紹介します。

クリーン環境導入 3つのポイント

1. 「実現したいこと」は何ですか?

一言にクリーン環境を導入したいと言っても、その中には様々な「実現したいこと」が含まれているかと存じます。
衛生度を上げたい・工作精度を上げたい・作業員の健康や安全を担保したい・温度や湿度を管理したい…など、お考え頂いている率直な内容をお聞かせ下さい。
まずは要件を洗い出し、そこからお客様と共に重要度、必須条件などを整理いたします。

2. クリーン化したい場所の範囲はどのくらいですか?

どれくらいの範囲をクリーン環境にしたいのかで、導入する機器や施工内容が変わってきます。
部屋全体であればクリーンルーム、特定の箇所のみであれば(移動させたい場合も)クリーンブースが適しています。
基本的に、クリーンブースは空気清浄化に特化した安価・小規模・シンプルな機器であり、クリーンルームは比較的高価であるかわりに、温湿度調整など高度なオプションを付けることができます。

3. 何人で、どのような作業をしますか?

クリーン化の範囲に加えて重要なのが「人数」と「作業内容」です。
まず、クリーン環境内で発塵の大きな原因となるのは人間です。そのため作業者の数や滞在時間、入れ替わりの頻度は大きな条件です。
またクリーン環境には、どれくらい空気がきれいかを指す「清浄度」という指標があります。
作業内容と扱うものによって適切な清浄度が異なるため、上記の人的要因と合わせて、機器の選定には欠かせない情報です。
(清浄度については、指定が無ければこちらから最適なものをご提案させて頂きます。)

産業分野別 標準清浄度
産業分野 適用内容 清浄度クラス
半導体関連 集積回路
エッチング
蒸着・研磨
1~100
電子部品 プリント基板
ディスク
コンデンサ
小型リレー
100~10,000
精密機器 時計
ミニチュアベアリング
100~10,000
光学機器 レンズ
カメラ
レーザー機器
100~10,000
印刷 精密製版
電子製版
1,000~10,000
医療機関 手術室
集中治療室
1,000~100,000
食品工業 乳製品
醸造品
1,000~10,000
農林水産 きのこ
メリクロン
10,000~100,000

きれいな空気の基礎知識

上記のようにクリーン化には様々な種類や条件がございますが、そもそもの空気清浄化の定義やクリーン機器の仕組みについてよく知らない、というお客様もいらっしゃるかと存じます。
勿論、ホクト総研はそういった方を考えてのご提案を常に心がけておりますが、ご興味のある方は下の「きれいな空気を保つには」ページを是非ご一読下さい。

導入までの流れ

STEP.1
お問い合わせ・ご要望の整理

上記のポイント等をご参考に、お電話またはお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。
お電話口でのご相談・ご質問も承りますので、お気軽にどうぞ。

お問い合わせはこちらから

STEP.2
仕様策定・見積り

頂いたご要望と諸条件を基に、機器の選定等を行い仕様を固めます。
仕様が固まり次第、メールもしくはFAXにてお見積もりをお送りいたします。

STEP.3
発注お手続き

見積内容のご確認及び合意を頂けましたら、お客様よりご発注の旨をご連絡頂きたく存じます。
伺い次第、必要な機器・部材を手配致します。

STEP.4
機器・部材の発送

導入先住所へ機器・部材をお送りさせて頂きます。
(地域によっては発送から到着までの日数は異なります)

STEP.5
施工・動作確認

導入先にて、弊社スタッフが施工を行います。
施工完了後、お客様に使用方法のご説明及び動作確認を行わせて頂きます。