恒温恒湿室フロー図の説明
標準状態(23℃・50%)を制御する弊社の露点飽和散水システムは、主に冷水を作る部分・飽和空気を作る部分・再熱する部分・送風機からなっています。動作の流れは以下の通りです。
1. まず冷却水槽に水を送り、中にある冷却コイルで冷やします。この時、屋外設置の空冷冷凍機は、水の比熱が大きく安定性が高いので二位置制御で充分です。水温センサーと水温調節計で所定の水温の冷水を作り、加熱時に安定した湿度を得られるようにします。
2. 冷水をポンプで循環させ、熱交換槽上部の散水拡散機構から散水し飽和空気を作り出します。
3. 熱交換槽で作られた飽和空気を電気ヒーターで設定の温度まで加熱します。温度は試験室内の温度センサーで感知し、温度調節計・室温制御ユニットでPID制御による高精度制御を行うことにより、精密空調を実現いたします。